第2回 がん保険の強み
 がん治療のために必要となる入院日数は、がんの種類によってバラツキはありますが、概ね30日から50日程度のようです。そして、この日数は年々短くなる傾向にあります。このことから考えますと、医療保険で1入院あたりの入院給付金支払限度として設定されている「60日」「120日」といった日数は妥当なものと思われます。

 ただし、がんの場合は入退院を繰り返すことになる可能性も考慮したいものです。ある保険会社が、がんによる入院給付金支払いの実績をもとに、再入院率の調査を行っています。1982年から1991年までの10年間に初回入院をした人の、1996年10月時点での再入院率は46.5%。そのうちの39.7%は退院から再入院までが60日以内でした。

 医療保険では、一度退院した後、180日を経ずに同じ理由で入院したときは1入院とみなされます。入退院を繰り返すうちに1入院の限度枠を使い切ってしまうかもしれません。一方、がん保険に加入していますと、がん治療のための入院は無制限に給付金支払いが受けられます。がん治療の保障だけに特化していますから、割安な保険料で診断給付金、退院一時金等の手厚い保障も得られます。がんにかかったときの経済的負担をカバーしたいという場合、医療保険ではなくがん保険に加入しておくと心強いでしょう。


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